クロネコのクロとまぐお1127

 ツキミソウの夢を見た次の日、ボクはお魚屋で、クロネコのクロの晩ごはんのためにマグロを買った。今まではマグロ味のキャットフード。なんとなく本物のマグロを体験してもらおうかと思って。

   買い物に出かけると、クロネコのクロは必ず後ろをついてくる。そんな健気な様子を見て、ちょっと贅沢だけれど、本物のマグロを食べさせてあげようと思った。ネコ語のレッスン料の意味もある。

 ツキミソウの夢を見て、さらに何かヒントのようなものに触れることができて、少し嬉しくなって、ちょっとご機嫌だったということもあるかもしれない。

 結果として、このマグロがボクとクロネコのクロのやりとりを変えることになる。

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クロネコのクロとボク

フィクションです。