新しいネコ語1113
クロネコのクロに話しかけるようになってから、まだトイレとごはんの違いを区別して、ネコ語で話すことはできないけれど、ボクはクロネコのクロのごはんがほしい時の鳴き方は、完全に聞き取ることができるようになった。
クロネコのクロが「ごはん」と鳴けば、ボクが反応してエサをあげる。するとクロネコのクロは、ちょっと嬉しそうな表情をしているようにも見えないこともない。
他にも新しい言葉を覚えようと一生懸命鳴き方に違いを見つけようと頑張った。鳴き方に違いを見つけるだけではなく、その時のクロネコの気持ちも大きなヒントになると思っている。
今、いる場所。これから行こうとする場所。今までいた所も考えながら鳴き方を観察する。
「ニャンニョンニャア~ン、ミャンミョンミャア~ン」
ボクもクロネコのクロに語りかける。そしてふと正気に戻ることもある。こんな姿はあまり人に見られたくないと思いながら、ちょっと一人で笑いそうになってしまうこともあった。でもクロネコのクロ以外には誰もいない、ボクの家だから何度も声に出して練習する。
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