しゃべるクロネコのクロ1027
ボクはクロネコのクロを撫でた。いや、撫でたというよりも揺すった。でも起きない。絶対うそ寝。寝るには早すぎる。タヌキ寝入りのネコ寝入り。その姿は、ただでさえ太々しいクロネコのクロがさらに太々しく見える。むしろネコではなく本当にタヌキなのかとも思えた。
「お月さん?は、月のことでしょ。『オツキサン』って名前の人のこと? それとも動物、食べ物。お月さん? 何色? 何色って、キイロでしょ。」
ボクはクロネコのクロを撫でた。いや、撫でたというよりも揺すった。でも起きない。絶対うそ寝。寝るには早すぎる。タヌキ寝入りのネコ寝入り。その姿は、ただでさえ太々しいクロネコのクロがさらに太々しく見える。むしろネコではなく本当にタヌキなのかとも思えた。
「お月さん?は、月のことでしょ。『オツキサン』って名前の人のこと? それとも動物、食べ物。お月さん? 何色? 何色って、キイロでしょ。」
クロネコのクロとボク
フィクションです。
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